高崎市少年科学館・星空の情報

2023年6月の星空



[星図を大きく表示]
見上げた夜空全部を円形にした星図です。図の中央が、あたまの真上「天頂」で、外側の白い円が地平線です。 ☆マークは、全天に21個ある明るい星「1等星」です(1等星は、色も表現してあります)。

梅雨の晴れ間には夏の星!

雨上がりの空に星々がきらめく夜は、まず東の空に「夏の大三角」を見つけてみましょう。

3つの白い1等星で、大きな三角を描きます。やや高い空に一番明るい「こと座」の「ベガ」が光っています。 ベガから右下・南東側の星が「わし座」の「アルタイル」、左下・北東側が「はくちょう座」の「デネブ」です。 デネブには「しっぽ」の意味があり、そこから十字架のように星をたどると、羽を広げて天の川の上を飛ぶ白鳥がイメージできます。神々の王ゼウスが変身した姿とされています。

南の低い空にも、赤っぽく輝く明るい星があります。「さそり座」の心臓とも呼ばれる「アンタレス」です。


【写真】東の空の「夏の大三角」 撮影:当館職員 岸 篤宏


夜空の西半分は、春の星座がまだまだ見ごろ

有名な「北斗七星」は、この時季には北西の空に見つけることができます(星図の中央やや右上)。
水をすくう道具「ひしゃく」の形に並んだ7つの星で、尾が長い不思議な姿の熊の星座「おおぐま座」のお尻からしっぽにあたります。

その北斗七星のから、星図のように「春の大曲線」を描いていきます。
北斗七星の曲がって並ぶ4つの星を大きく延長していくと、オレンジ色の1等星「アルクトゥールス」(意味は、熊の番人)が輝いています。この辺りの「うしかい座」は古くからある星座で、古代の人々はそこに「熊を追ってゆく男」の姿を想像したようです。星座絵では、左腕を高く突き上げた逞(たくま)しい男の姿が描かれます。

さらに春の大曲線のカーブをたどると、南の空に「スピカ」が見つかります。星占いにも登場する黄道星座「おとめ座」の青白い1等星で、白く清らかな輝きから「真珠星」とも呼ばれています。スピカは、豊穣(豊作)の女神が左手に持つ「麦の穂」にあたります。


【図】おとめ座(プラネタリウムの星座絵) © 高崎市少年科学館