高崎市少年科学館・星空の情報

2023年11月の星空

【今月の話題】 |  「秋の四辺形」が星空の案内役!



[星図を大きく表示]
見上げた夜空全部を円形にした星図です。図の中央が、あたまの真上「天頂」で、外側の白い円が地平線です。 ☆マークは、全天に21個ある明るい星「1等星」です(1等星は、色も表現してあります)。

「秋の四辺形」が星空の案内役

天頂(頭の真上)やや南の「秋の四辺形」から秋の星座をめぐることができます(円形の星図を参照。星図の中心が「天頂」です)。
天馬「ペガスス座」の胴体である「秋の四辺形」を、まず頭上に描きましょう。西の辺(星図では右側)を南にのばせば1等星「フォーマ ルハウト」が白く光っています。東の辺からは、肉食恐竜のような顔の「化けくじら」として語られる「くじら座」のしっぽの星「ディフダ」が見つかります。
秋の四辺形の北東の星からたどる王女「アンドロメダ座」 は、ペガスス座・くじら座も登場する、古代エチオピア王家の 物語のヒロインです。父親の国王が「ケフェウス座」です。王妃「カシオペヤ座」は見つけやすい「W」の星の並びで、「北極星」を探す手がかりになります。化けくじらと戦い、王女を救った勇士「ペルセウス座」は右手の剣を大きく振り上げています。


【写真】北東の空 秋の星座と天の川 撮影:当館職員