富士山と”長寿の星”カノープス!

2017年2月11日

カノープスは、冬の星座が南中する頃、南の地平線すれすれにのぼり、
短い時間だけ夜空に姿を現す1等星で、なかなか見ることができません。
そのためでしょうか、カノープスは「見えるとめでたいことが起こる星」、
あるいは「見ると長生きできる星」という風に言われてきました。

そこで、高崎市内では南の眺めが最も良い榛名山の標高約1200mの地点まで出かけて、
カノープスを撮影してみました。
ここまで標高が高いと、はるか山並みのかなたに富士山の白い山頂も見えています。
(空が明るいのは、満月の月明かりによるものです)。



撮影時刻:21時12分  カメラ:ソニー NEX-6  レンズ:ミノルタMD85mm
 露出:5秒  絞り:F3.5  ISO:400  ※トリミングあり  高崎市内 榛名山にて 撮影:当館職員 T. Kishi





カノープスと富士山を拡大






ところで、(標高の高い山に登らなくても)高崎市の郊外でも, 地域によってはカノープスを眺められます。
標高が200m程度ある北東部(箕郷町柏木沢や旧群馬町北部など)では、
南の山地の稜線上に、ほんの短時間ですが、カノープスが姿を見せます。
 


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