カノープスは、冬の星座が南中する頃、南の地平線すれすれにのぼり、 短い時間だけ夜空に姿を現す1等星で、なかなか見ることができません。 そのためでしょうか、カノープスは「見えるとめでたいことが起こる星」、 あるいは「見ると長生きできる星」という風に言われてきました。 そこで、高崎市内では南の眺めが最も良い榛名山の標高約1200mの地点まで出かけて、 カノープスを撮影してみました。 ここまで標高が高いと、はるか山並みのかなたに富士山の白い山頂も見えています。 (空が明るいのは、満月の月明かりによるものです)。 |
撮影時刻:21時12分 カメラ:ソニー NEX-6 レンズ:ミノルタMD85mm 露出:5秒 絞り:F3.5 ISO:400 ※トリミングあり 高崎市内 榛名山にて 撮影:当館職員 T. Kishi |
カノープスと富士山を拡大 |
ところで、(標高の高い山に登らなくても)高崎市の郊外でも,
地域によってはカノープスを眺められます。 標高が200m程度ある北東部(箕郷町柏木沢や旧群馬町北部など)では、 南の山地の稜線上に、ほんの短時間ですが、カノープスが姿を見せます。 |