天高く上った夏の大三角(ベガ、アルタイル、デネブ)から南のさそり座(赤っぽいアンタレスと S字カーブの星の列)へと雄大に流れる「夏の天の川」を、魚眼
レンズで丸ごと撮影しました。 5月~6月は、天の川が高く上るまで真夜中まで待たなければなりませんが、 街明かりが弱まる真夜中から明け方にかけて、好条件で天の川を眺められる時季です。 高崎市内では、倉渕地域や榛名山などが天の川を見るのに適していますが、今の時季は 「五月晴れ」の澄みきった星空が広がることがときどき あるので、郊外の公園や田畑の多い地域でも、うっすらと 天の川が見えることがあります。 |
ベガ、アルタイル、デネブを結ぶと「夏の大三角」、天の川がその中を流れています。 さらに今年は、アルタイルと火星・土星の2惑星で、もう1つの大三角が描けます。 この2つの大三角がまるで「星空にかけた天の川のリボン」のように見えませんか? 夜空を見上げて、天の川の流れと今年だけの星空のリボンを探してみてください。 撮影時刻:5月20日 01時08分 露出:計60秒(20秒×3コマ) 追尾撮影 カメラ:ソニー NEX-6(ISO:3200) レンズ:サムヤン 8mm対角魚眼レンズ 絞り:F2.8 高崎市倉渕町にて 撮影:当館職員 T. Kishi |