冬の夜空に輝く1等星の中で赤っぽい色が特徴的なオリオン座のベテルギウスが、今シーズンかなり暗くなっていることが観測され、話題になっています。 もともとベテルギウスは、明るくなったり暗くなったりの変化をくり返す星「変光星(へんこうせい)」ですが、 これほど暗くなったのは観測史上、記録的なことだと言われています。 2月には、狩人オリオンのベルトにあたる「三ツ星」などと同じ2等星の明るさにまで暗くなってしまいました。 「冬の大三角」もちょっと違う雰囲気です。 ぜひ夜空で確かめてみてください。今後の変化から目が離せません。 |
ベテルギウスは、狩人オリオンの右の肩(向かって左上)の赤っぽい1等星です。 オリオン座には青白い1等星リゲルも輝いています。 ベテルギウス、シリウス(おおいぬ座)、プロキオン(こいぬ座)の3つの1等星が形作るのが「冬の大三角」です。 撮影日時: 2020年2月23日 20:43 露出: 60秒(10秒×6コマ) カメラ: ソニー a6300 レンズ: サムヤン 14mm F2.8(開放) 固定撮影 ※Lee#2ソフトフィルター使用 高崎市倉渕町にて 撮影: 当館職員 T.Kishi |