地球よりも1つ外側をまわっている惑星・火星が見ごろになっています。
今回、地球へ最接近となるのは10月6日です。 前回2018年夏の接近は15年ぶりの「大接近」でとても注目を集めました。 2年2か月ぶりの今回も前回に近い好条件のため「準大接近」とも呼ばれ、 火星の表面の模様や大気中の雲などの様子を詳しく観察するチャンスです。 |
火星の南半球(上半分)は夏を迎え、白い極冠がかなり小さくなっています
(※惑星観測の慣例に則って、画像の上が火星の南極方向)。 右寄りの暗い斑点状の模様は「太陽湖」と呼ばれています。 下側(火星の北極付近)には、青白い雲が写っています。 ※望遠鏡に取り付けた惑星撮影用CMOSカメラで動画を撮影して、 そこから抽出した大量の静止画像をPCで画像処理し、鮮明な画像にしています。 撮影日時: 2020年9月9日 04:01 露出: 60秒 18cm反射望遠鏡(18o接眼レンズ拡大) カメラ: ZWO ASI224MC CMOSカメラ 画像処理: AutoStakkert!3(スタック) 、 RegiStax6(ウエーブレット) 高崎市内にて 撮影: 当館職員 T.Kishi |