中秋の名月 2021

2021年 9月21日

今年の「中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)」(十五夜) は、高崎市周辺では雲が多く、残念ながらお月見できなかったという方が多かったもしれません。

1枚目の写真は、北の方が晴れる予報だったため、高崎市内でも北に位置する榛名湖付近に移動し撮影したものです。 夕暮れ時、月が見えるはずの東の空はすっかり曇っていましたが、ほんの数分間、昇ったばかりの月が雲のすき間から現れ、記録に残すことができました。

夜が更けても高崎市内は曇り空でしたが、高く昇った月が雲の薄い部分からときおり見えたので、クローズアップ撮影も行いました。


榛名湖の静かな湖面に反射した名月の光が長くのびて、「月の道」を描きだしています。

(撮影データ) 撮影日時: 2021年9月21日 18:31  露出: 1/2秒  
カメラ: ソニー a6300  レンズ: DT16-50mmズーム (50mm)  絞り: F6.3  
榛名山(高崎市)にて    撮影: 当館職員 T.Kishi  



夜が更けてきても"満天の雲"でしたが、月が雲を透かして現れたタイミングに撮影しました。
8年ぶりに「中秋の名月(十五夜)」と「満月」が同じ日、ということが注目されていましたが、 写真をよく見ると月の右側がほんの少し欠け始めているのがわかります。
じつは、ちょうど満月になったのは午前9時頃で、お月見をする夜には、満月からすでに半日ほど過ぎていたからです。

(撮影データ) 撮影日時: 2021年9月21日 22:44  露出: 1/3秒  固定撮影  
カメラ: ソニー a6300  レンズ: SEL70350Gズーム (350mm にて) 絞り: F6.3  
高崎市内にて    撮影: 当館職員 T.Kishi  


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