★2022年初冬〜2023年冬の星空
【注目の天文現象】 | 赤く輝く火星、12月1日に最接近 | ふたご座流星群を見よう! |
赤く輝く火星、12月1日に最接近
ひときわ明るく赤っぽく輝く「火星」が、12月1日に地球との最接近になります。10月〜来年2023年2月初めごろが、約2年ぶりの観察の好機です(最接近から次の最接近までは約2年2か月。
ただし、今シーズンの火星は、冬の星座おうし座で輝いているので、11月は真夜中すぎに南の空高く上り、その前後の時間帯が望遠鏡で拡大して詳しい観察をするのに適した時間帯になります。
【写真】おうし座に輝く今シーズンの火星 撮影:当館職員
11月から1月初めの期間は、火星が星座の星々の間を「逆行」している様子にもぜひ注目してください。
おうし座の赤い目にあたる1等星「アルデバラン」や角の先の2等星「エルナト」(「ぎょしゃ座」の五角形と共有している星)を目印に、火星の位置の変化を数日おきに観察すると、火星が東から西に向かって(写真の右方向)移動して逆行していることが実感できると思います。
デジカメやスマホで定期的に記録して、比べてみるのもいいかもしれません。
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【12月14日ごろ】 流れ星を見るチャンス! 今年2022年は、月の影響をうまく避けるのがポイント
今年は活動のピーク「極大」(= 14日22時頃)などの諸条件から、日本では12月14日の夜の前半に最も多くの流星が見られそうです。