まるで新月から間もない時期の細い月のようですが、望遠鏡で拡大撮影した「金星」です。 このように細く見える頃の金星は、太陽に近い位置に輝いているので真昼に撮影しました。 背景がブルーなのは、青空の中に輝いている金星を撮影したからです。 ※昼間の天体観測では、間違って望遠鏡が太陽に向いてしまうと非常に危険です。 充分に準備して安全を確保し、慎重に観測を行いました。 最近まで夕暮れの空に輝いていた「宵の明星」金星ですが、6月4日に太陽とほぼ同じ方向に見える「内合(ないごう)」となり、 その後は6月後半頃から夜明けの東空に「明けの明星」として輝くようになります。 |
撮影日時: 2020年5月28日 11:42 カメラ: ソニー a6300(ビデオ撮影: 120fps 92秒) 望遠鏡: ペンタックス75EDHFU(500mm, F6.7)アイピース拡大 画像処理: AutoStakkert3!(スタック) ※ウェーブレット変換なし 高崎市内にて 撮影: 当館職員 T.Kishi |