欠けた「宵の明星」金星を撮影!

2023年 7月4日


今年2023年の前半は、夕暮れの西空に「宵の明星(よいのみょうじょう)」金星が、「一番星」として輝いてきました。
6月下旬ごろからは地平高度がだいぶ低くなり、梅雨で晴れないこともあって、目立たなくなった金星ですが、望遠鏡で拡大するととても興味深い姿を見せてくれます。


この写真(1枚目)では大きく欠けて、半月と三日月の中間くらいの形に見えますが、7月後半にはさらに欠けて細い三日月状の姿になります。

2枚目の6月17日撮影の金星の姿と比べると、だいぶ欠けてきて、見かけの大きさ(視直径)も変化して大きくなったのがわかります。




(撮影データ)撮影日時: 2023年07月04日
   高崎市内にて   撮影:当館職員 T.Kishi





(撮影データ)撮影日時: 2023年06月17日
   高崎市内にて   撮影:当館職員 T.Kishi


関連トピックス:金星と木星が夕暮れ空で大接近!(2023年03月02日)

関連:【2020年5月の「天文トピックス」より】 ※2シーズン前の「宵の明星」の時期の記録です。
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